警棒の主な使途は対人用ですのでブランドメーカーの4130・4135・4140鋼材であれば大差は無いかと思います。
日本・米国・独逸の4130・4135・4140鋼材と中国の4130・4135・4140鋼材は全く別物(別鋼材)である事が多く、
関連する鋼材(管)リストに記載が無い・単に4130等の数字の名称を付けたもの・薄い・その他、酷いものが多いです。
桁外れの圧倒的な強度(鋼材+加工法)と破壊力であればWinchester(Peacekeeper)ですが、米国の特定の州の
警察官以外の一般人は入手不可(現在)です。日本から注文出来ませんので他のルートで入手する他ありません。
もし、他のルート(高額)から輸入出来ても税関で没収(廃棄)されますので予め手続(認可)などが必要です。

入手出来るコネと予算、扱える体格・体力があるならPeacekeeper、フリクションロック以外を好むならBONOWI、
流通数ではASP(※)、多くの警官や兵士が好む強靭なMonadnock(※)、コスパ(安くても強靱)がいいのはS&W(※)、
珍しさからではESP(※)という選択です。拳銃もそうですが、泥水の中に落とした拳銃は砂が噛んで動作しなくなる
事が多々あります(火薬のカス等も故障の要因→不発は命取り→銃は常にメンテ)。警棒も同じく、警官や軍等で
実装備されているものは泥水の中に入れても全く問題なく使用できるように設計・検証・製造されています。
(※)=高い信頼度とメンテナンス性などを考えればフリクションロックが安心で、大半を占めています。

人気のBONOWIは複雑な構造のカムロックですが、泥水や砂の混入も防ぎます。しかし他のフリクションロックと
比較すると少々高価です。コンクリートを打つ実験やバトンの2節目に尖った重りを落下させる実験では、
やはりWinchester(Peacekeeper)が最も強度が高く、同じ4130鋼でも倍以上の厚さで圧倒的な強度を誇ります。
実際にはコンクリート等を打つ・尖った重り落下を目的としていないので、対人への使途で曲がったり折れたりする
事は滅多にありません。どの警棒を選ぶべきか?は結局のところ、「予算・ロック方式・ブランド・好み」です。

何れも、世界で名の知れたメーカー品であれば間違い無いでしょう。残念ながら日本製(警官用・警備用等)や
無名のアジア製警棒は一本もトップメーカーの仲間に入れてもらっていません。実践使用では論外という事です。
護身用や実践用なら、少々高価でも「海外有名メーカーの本物の警棒」を購入しましょう(下記メーカー)。
BONOWI・ASP・Smith & Wesson・Monadnock・ESP・Black Eagle・Peacekeeper(Winchester)等々。
某国の警棒製造メーカーに日本のショップブランドの警棒を作らせているものの中でも非常に良い物もあります。
とりあえず警棒擬きが欲しい、予算がない、コスプレ、自己満足、護身用に使わないなら安価な警棒で十分です。

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